'97-9月 タケカワユキヒデコンサート

雨の中バイクでコンサート行き決行の巻

午後女房が半日休暇をとって帰宅するのを待って、バイク2台で明日香へ。4時から石舞台でタケカワユキヒデの野外コンサート。その後、棚田ハウスで明日香村役場の高内氏と、彼岸花祭り出店の段取りについて打ち合わせがある。わが家からすぐの石川を渡ったところでポツポツきたが、かまわず進む。竹ノ内峠を登る前には本降りの兆し、2人とも用意したレインウエアを着けた。先日ヘルメットのフードを2人とも新調していたので、かなりの降りでも視界はさほど悪くない。

 

峠の頂に出ると眼下に大和平野が一望だ。東の空の一角だけ雲が切れ、青空さえのぞいているではないか。畝傍山の少し向こうの空、ということは明日香は雨が上がっているのだ。ラッキー。

 

会場に着くと、確かに雨は上がっていたが、かなり降ったらしく熱心な観客が残っているだけだった。棚田の仲間たちもその中にいた。このあと棚田ハウスで月見の夕べを計画しているメンバーである。

 

タケカワさんのコンサートは2年越しとのこと。昨年は台風の影響で乗った新幹線がついに動かず、くることができなかった顛末をトークの枕にしていた。大ヒットした「ガンダーラ」や、ビートルズナンバー、放映中のコマーシャルソングなど、背後の石舞台にも負けない風格と圧倒的なボリュームをたたえた弾き語り。そして、古代史にも造詣の深い軽妙なトークが明日香の里山の夕暮れに溶け込んでいく。1時間のコンサートはあっという間だった。(1997.9 by 陽)